ストックオプションの配布先と行使資金について

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ストックオプションの配布先が役員であれば、このままでは上場できなくて損をするのはお前だ!になりますから、自分で何とかする動機もわくでしょうが、従業員や取引先はそんなこと言われてもなあ~になります。

未上場の段階で行使すればそれほど高くはないとは言っても、その行使価格がいくらかにもよってきます。設立した直後に発行した行使価格が安いストックオプションで、行使に必要な資金が数百万円程度であれば、知り合い、友人、親族に頼めば何とかなるかもしれません。といっても、この話をしたとたんにキャピタルゲインの一部を分けろといわれて、自分の持ち分が下がるのが落ちです。お金を借りる弱みを握られてしまうわけですから致し方がないのですが、モチベーションは圧倒的に下がります。しかし企業価値が数億円と評価されベンチャー・キャピタルに投資してもらった後にストックオプションを発行すると、場合によっては数億円の行使資金が必要になることもあるのです。

公開前のベンチャー企業の役職員は蓄えなんてあるわけがありません。蓄えがあるんだったら何が悲しくて、土日祝日なし、徹夜なし、ハードワーク、給与も毎月定期的に払われるかどうかわからないリスキーな会社にいようと思いますか?キャピタルゲインをゲットしてブイブイ言わせるためにやってるんですよ。ベンチャー起業なんてものは。だからお金がスカスカで当たり前、絞り雑巾からさらに水を絞るなんてできないのです。そういう起業家いますけど。カネがないのに、金を出せ、金をくれないのに仕事しろ。そういう奴は起業家ではなく、奇行家ですわな。金の切れ目が縁の切れ目。獏じゃないんだから夢を食べて生きていけるほど甘くはないんだよと。

話がそれましたけど、行使に必要な資金が調達できなければ公開が上手くいかなくなります。たかがストックオプションの発行ミスで公開できず後悔することになるのです。だからケチらず、専門家にお金を払って的確なアドバイスを受けてください。ケチは一生自分の懐を火の車にしますよ。過去の経験則上、ケチは小金持ちになることはできても、大金持ちになることはできません。後、人は自分にお金を使ってくれたら恩人、使ってくれなければ守銭奴のケチと思いがちですが、そんなことはありません。あなたにお金を使うだけの価値がないだけのことです。大金持ちはお金の使い方を心がけています。無駄なところには使わず、無駄でないところには一気に使う。中々一般庶民にはお金の使い方は理解できないことも多いのですけれどもね。

計画性のない資本政策で社長の持ち分比率が下がったときに、投資家にお願いして潜在株を高めてもらうケースもありますが、プロの投資家ならば、上場審査を考えて拒絶する可能性もあります。上場前に行使出来ればよいですが、資金の手当てができずに上場に支障が出ることが多いです。運よく行使資金を調達できたとしても、思ったように株価が上がらずに行使資金を返済できない可能性もあります。また、上場できなかったら、と考えると夜も眠れなくなります。上場まで主幹事証券がスムーズに進めていると思ったら、ちょっとしたことで上場できなくなるケースが多いので、上場は、してみるまで何が起こるかわからないと思った方がいいですよ。

とにかく心配事が一つでもない方がいいのです。そのために資本政策をしっかり作るということです。専門家のアドバイスをきちんと受けて。

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