人生だけでなく社債も色々。その種類とは?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

デット・ファイナンスには大きく分けて、(銀行)借入と社債があります。ここでは社債についてみていきましょう。社債とは、一般の事業会社が発行する債券のことです。社債を発行する企業は証券会社を通じて社債という有価証券を発行し、直接投資家から資金を募ります。わかりやすく言うと企業にとっての借用証書になります。銀行預金よりは利率が高めです。通常は満期で一括返済となります。また社債も借り入れと同様に利息がかかります。なお、社債には様々な種類があります。

社債の種類 内容
普通社債 債券(社債)の一つです。満期が設定されており、満期までの間、債券を保有している投資家に対して利息(クーポン)が支払われます。原則として信用格付が低い社債ほど利息は高くなります。一般的に社債というときには普通社債を指しています。なお、英語ではStraight Bondと言います。
転換社債 基本的には普通社債と同じですが、特別な条件として、ある一定の価格で、当該会社の「株式」と転換することができる条件が付いています。そのため、投資家は利息収入だけでなくキャピタルゲインも狙える債券です。なお、正式には「転換社債型新株予約権付社債」と呼びます。また、英語ではConvertible Bondと言います。
ワラント債 通常の社債とセットでその会社の株式を一定の価格で購入することができる権利がついている債券のことを指します。新株予約権付き社債ともいいます。現在では、転換社債型新株予約権付社債(転換社債)と同じカテゴリーになっています。なお、英語ではWarrant Bondと言います。
劣後債 債権者(投資家)に対する債務の弁済順位が低い債券のことです。投資家は会社(発行体)の破綻時には高いリスクを負いますが、その分一般債券と比較して高い金利を得ることができます。発行体にもよりますが、ややリスクの高い社債となります。資本規制の都合で銀行が発行することが多くなっています。 日本政策金融公庫の資本性ローンはこの劣後債に当たります。英語ではSubordinated Bondといいます。

また、社債を利息支払いの形態で分類すると、利付債と割引債に分類することができます。利付債は一定期間ごと(通常は半年、または1年ごと)に所定の金利を支払って、償還記述には所定の金利率と元本を支払う債券です。

一方、割引債は発行価格から、社債期間の金利合計が元本より差し引かれて発行されます。代表的なものは長期信用銀行等が発行する1年満期の割引債です。例えば額面100のモノを98で購入し、1年後の100の償還を受けます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

10社を上場へ導いたプロによる上場支援

上場支援プロでは、

  • 法務
  • 財務
  • 会計
  • 税務
  • 資金調達

を中心として会社を設立してから、最短で時価総額を高め、

スムーズに上場するための支援をしております。

お電話でのお問い合わせ:050-3627-7700 まで。


お問い合わせはこちら

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*