上場準備のための業務管理体制の整備

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株式上場準備における業務管理体制の整備は、上場申請会社が上場会社として相応しい企業であるかどうかを確認するために、上場準備の中で時間と労力が必要となる項目の一つでとなっています。

  • 企業の継続性及び収益性
  • 企業経営の健全性
  • 企業のコーポレート・ガバナンス及び内部管理体制の有効性
  • 企業内容等の開示の適正性

業務管理体制の整備について、上場基準を満たすためには、役職員の権限を限定しなければならないと思われており、かえって経営の機動性を奪うという意見も聞かれます。

しかし、業務管理体制の整備を行う中で、各構成員の権限と責任、行動ルールを明確化することで、①企業の行動を最適化し、効率化し、②リスクを最小限にとどめ、③利益を最大化した上で、④正確な情報を取得することもできるわけで、前向きに考えた方が建設的です。

業務管理体制の整備は、内部牽制が有効に機能するように業務フローを見直すことから始めて、あるべき業務フローを構築し、それを規程・マニュアルに落とし込んでいくという手順で行うと良いでしょう。

業務フローの整備は業務の各段階でのリスクを明確化し、リスクに対応する適切な業務管理体制が構築されているかを検討し、業務改善を行う一連の業務改善手続きであり、以下の4つの流れにより行われます。

(a) 現状分析のためのフローチャート作成

(b) 業務改善プロジェクトチームの組成

(c) 業務管理方法の見直し

(d) 業務記述書・フローチャートの作成・運用・改善

業務フローは一度確定した後であっても会社を取り巻く環境の変化や、新たなビジネスへのチャレンジに際して変更が必要になります。それが当たり前です。日常の業務を遂行する中で、業務フローが実態に合わなくなってきたと感じたら、改善していきましょう。

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