内部監査のプロセス

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内部監査の具体的なプロセスを示すと以下の通りになります。

(a) 監査計画の立案
内部監査担当者は年度ごとに監査計画書を作成し、社長の承認を得ます。監査計画書には日程、対象部門、担当者、重点項目及び手続、報告書の提出時期等を記載します。監査の重点項目の候補としては、前期における発見事項、監査役等の監査・公認会計士監査による指摘事項の他、取締役会等の重要な会議において認識されている事項を含め、問題点の重要性に応じて最終的に決定します。

(b) 内部監査の実施
内部監査担当者は、監査報告書に基づいて内部監査を実施します。予め具体的な実施内容を詳細に記した手続書を作成し、実施に際しての留意点や重要な検討ポイントを合わせて記載しておくことで、内部監査を円滑に進行することができるでしょう。

(c) 報告会の実施
監査結果は最終的に社長に報告されますが、内部監査担当者は、内部監査が終了した時点で、被監査部門に対して発見された問題点を報告すると共に、その具体的な改善方法について意見交換を行います。

(d) 社長への報告
内部監査実施後、内部監査担当者は内部監査報告書を作成し、社長に報告します。内部監査報告書には、実施した監査の概要の他、監査対象部門に対する意見、指摘事項及びこれに係る改善提案を記載します。また、内部監査報告書の写しは、被監査部門にも提出することになります。

(e) 改善勧告
監査の結果、発見された問題点について、社長の名前で、改善指示書を被監査部門に対して発信します。

(f) 改善状況の確認
被監査部門は改善指示書に基づいて改善実施計画を作成し、改善状況については改善状況報告書により社長に報告します。内部監査部門は当該改善状況について実地確認を行い、改善状況報告書の記載通りに改善されていることを確認します。改善されていなければ、改善するまでやり直しになります。

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