事業計画書に書かなければならない3つのこと

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事業計画書に決まった書式はないと申し上げましたが、最低限書いてないと困ることがあります。そして何も参考にするものがなくて適当に作るよりは、何かあった方が良いこともまた事実です。

そもそも事業計画書は何のために書くかというのは、投資家からお金を出資してもらうためにあり、投資家がお金を出すときは、自分のお金がいったいいつ頃、どれくらいになって返ってくるのかが関心があります。別にあなたの夢には関心はありません。とにかく一番多い事業計画書は起業家の夢がずらずら書いてあって、こんなことをやりたい、という単なる希望の書です。最大の誉め言葉で表現すれば、単なる企画書。どう考えても投資家のためなんて1ミリも考えてないんじゃないでしょうか。別にあなたのライトノベルを読んでいても時間の無駄ですから、最低限書くべきことを書きましょう。それは次の3つです。

  • 投資家にいくら出資してもらえれば、〇年後にどれだけお返しできると思います。
  • 出資したお金はこういうことに使わせていただきます。
  • お返しできる根拠(収支計画)は次の通りです。

この3つが書いてないと事業計画書になりません。収支計画を固めて、EXITでどれくらい投資家に投資してくださった金額をお返しできるのかをきちんと記載します。そして利益の根拠、一番大きいのが売上ですが、その売り上げはなんで上がるか、その売り上げの根拠は何か、を記載するのです。

売上の実現可能性、これをいかに高めるか、投資家に納得してもらうかが事業計画書なのです。「たられば書」ではないのです。いや、しかしなんとこの「たられば書き」が多いものか!あきれ返るくらいです。そのたらればが理解できないからといって、投資家はバカだ、なんでわからないんだ。リスクを負わないからフェイスブックやグーグルが日本に生まれないんだ、との給うている奴が多いのですが、そもそもアンタの事業のどこがフェイスブックやグーグルなみにイケてるんだよ、と突っ込みたくなりますね。

もう一つ言わせていただければ、日本という環境に文句があるのならば、サッサとシリコンバレーにでも行けばいいんです。そうすれば、あなたのそのイケてる事業に投資してくれる投資家が見つかりますよ。本当にイケてればですけどね。いや、英語はちょっと、というのであればスーパー通訳でも連れていけばいいんですよ。通訳は金がかかる?だいたい、投資家にはリスクを負えと言っている奴は、なぜか自分でリスクを負わない奴が多いですね。まずは自分でリスクを率先して負いましょう。そういう人間になって初めて、人にリスクを持てもらう資格が生まれます。

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