事業計画書の全体像とはどうあるべきか

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事業計画書はお客さまである投資家に対して、投資すればこれだけお返しができることを示した資料であり、その根拠の書いた資料であるわけですが、全体的な構成は次のようになります。

エグゼクティブ・サマリー

会社概要

ビジネスの概要

外部環境

数値計画

資金調達の概要や資金使途

エグゼクティブ・サマリーとは何かというと、要するに事業計画書の要約です。事業計画書はそれなりのボリュームになりますから、要約を付けておいた方が投資家としてもありがたいのです。その事業計画書を読む価値があるかどうかがわかります。エレベーター・ピッチでは、起業家が忙しい投資家をエレベーター内で捕まえて、降りるまでに興味を持ってもらうことですが、それと同じ役割をするものが、このエグゼクティブ・サマリーになります。ここで興味を持ってもらえなければ、いくら事業計画書をしっかり描いても無駄に終わります。その後読んでもらえませんから。

会社概要では、会社の資本金等の基本事項、マネジメントチームの概要、組織図、現在の事業内容の概要などが入ります。

外部環境とは、市場の概要、市場規模、市場の構造について記載します。

数値計画には、事業の基本的な戦略や販売戦略、人員計画、そして設備投資計画を立てますが、それを前提として5年程度の損益契約や資金計画を立てます。これが肝です。できる限り直近1年分は月次で詳細に組み立てるようにしましょう。5年分は年次で構いません。

この数値計画には、市場規模や顧客数、単価、市場シェア等の売上の基礎となる前提条件を記載しましょう。そして売上高、原価、広告宣伝費、人件費、賃料、減価償却費、その他の経費、法人税等、そして最終利益を記載します。なるべく損益計算書だけでなく貸借対照表も掲載するとよいでしょう。その他はキャッシュ・フローですね。いわゆる資金計画です。ここでいつどのくらい利益が出るか、そしていつどのくらいの資金が必要になるのかがポイントになります。

その他、資本政策も必要になります。これはEXITをどうするか(上場かM&Aか)、企業価値の根拠、資金調達のスキーム、株主構成を記載します。

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