ベンチャー企業がスタート時に専門家から受けるべきアドバイスとは。

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時は金なり、と申しますが、ベンチャーの世界でもそれは大いに当てはまります。まずベンチャーキャピタルから出資を受ける半年前くらいには、会社を設立しておいた方が良いのです。その期間の中で色々とできます、売上を上げること、技術力を高めること、潜在顧客の数を増やすこと、優秀な人材を採用すること。短期間の間では会社のバリューアップにも限界はありますが、ある程度の期間があれば、相当に価値を高めることはできるはずです。

1か月で潜在顧客が1万人になりましたと言っても中々信じてはもらえませんが、半年であれば、まあそうかもね、と思ってくれます。それだけ時間というものはバカにできないのです。時間をかければいいというものではないですが、時間をかけているだけですごいもののように思えてきます。身近な例では、飲食で「3年寝かした秘伝のたれ」を使っていますなんて言葉で美味しさ表現をしていることがあります。ここでキーワードになるのは「3年」と「秘伝」なんですが、そもそも秘伝ってなんだよと思いますよね。言ったもんがちじゃないですか。そして「3年」という期間、3年寝かしてたからおいしいとは限らないと思うのですが、なぜかおいしいと思いますよね。それも時間のなせる業です。

以上のようにベンチャーキャピタルからの投資が決まりそうになってから慌てて法人化するのではなく、3か月から半年前に、時間的余裕をもって法人化をしておくことが大切です。将来、資金が必要になるビジネスモデルの事業であれば、もっと時間が必要でしょう(半年前や1年前)。

最初というのが本当に重要なのです。これを結構甘く見ている人が多すぎます。それで創業の初めに、簡単に出資を仰げるからと言って、個人投資家にポンとお金を出してもらって、実際に経営権を奪われるくらいの持ち分になっていたとか、ベンチャーキャピタルに出資してもらえそうになってから会社設立しておけばいいやと思って、ビジネスアイデアだけ持って投資を募っている場合、このときにもベンチャーキャピタルとしては投資してもいいネタなんだけれども株価や出資比率を考えると、ベンチャーキャピタルの持ち分が大きくなりすぎるために、出資を見送らざるを得ないことが出てくるのです。

そのためにも早めに会社設立をして、会社を時間をかけてバリューアップして、投資に備えておくことが必要なのです。やることなすこと点でばらばらといった印象です。お金が集まったら事業を始めるのではなく、事業を始めてからお金を集めるのでなければ、有利にお金を集めることもできません。事業を始めると言っても多大にお金がかかるわけではありません。今住んでいるところで会社を設立しておいてもいいですし、別にレンタルオフィスでもいいわけです。さっさと設立して、会社としてアクションを起こしておくことが必要なのです。初期段階で取り返しにつかないミスを犯しているケースが多くあって非常にもったいなく感じます。

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